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デスティニー(Destiny)は、国際宇宙ステーション (ISS) の米国製モジュールで、初の実験用モジュールである。2001年2月の初めにユニティモジュールに接続され、5日間かけて起動作業が行なわれた。軌道上の実験施設をNASAが運用するのは、1974年2月にスカイラブから撤退して以来、デスティニーが初めてである。 与圧された施設内では、宇宙飛行士が幅広い科学分野での研究作業を行なう。そこで得られた実験結果は、医療、工学、バイオテクノロジー、物理学、材料科学、地球科学など、世界中の科学者が研究に応用する。 == 概要 == デスティニーはアルミニウム製で、全長が8.5m(28フィート)、直径が4.3m(14フィート)、質量は14.5トン(16米トン)である。他のモジュールと接続できる共通結合機構 が両端にそれぞれ取り付けられている。 デスティニーの後部にユニティの前部が、デスティニーの前部にはハーモニー(ノード2)が接続されており、通路部のジャンパーで両者の間の配管と配線が接続されている。また、接地用のストラップも取り付けられている。接地用ストラップの一端はユニティのアクティブ共通結合機構 (ACBM) に接続され、もう一端はデスティニーのパッシブ共通結合機構 (PCBM) に接続される。前部ポートにある ACBM は、ハーモニーが接続されるまでは、与圧結合アダプタ2 (PMA-2) の PCBM と接続されていた。 また両端にはモジュールを区画するためのCBMハッチがあり、減圧が予想される事態にならない限り開いたままである。モジュール接続時にはどちら側からでも開閉が可能である。ハッチには圧力に連動する機能があり、ハッチ間の圧力が内側よりも外側が高い時には開かないようになっている。各ハッチの中央には窓がある。 デスティニーにはハッチの小さな窓とは別に光学的に優れた窓(主に科学的な地球観測に用いられる)があり、ISS の飛行中に衝突の危険があるデブリや流星塵、スラスタ噴射時の汚染から窓を保護するためのシャッターがある。窓を使う時には、乗員が手動でシャッターを開く。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「デスティニー (ISS)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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